屋外にいる・孤立している方へ
道路の寸断や土砂崩れで孤立している地域では、支援が届くまでに時間がかかります。手元にあるもので、できる範囲のことを続けてください。連絡がとれる手段があれば、孤立していることを伝えてください。
受診の判断がいる症状
この場所で起きやすいこと
- 物資も情報も届かない
- 医療につながるまでに時間がかかる
- 通信が使えず、状況を伝えられない
困ったとき、誰に伝えるか
- つながる手段があれば、市町村の窓口または119番
- 災害用伝言板(電話がつながりにくいとき)
- 上空からの確認に備え、目立つ場所に人がいることを示す
困りごとを伝えることは、わがままではありません。食べられない・痛いという状態が続くと体力が落ちます。
この場所でよくある質問
- 詰め物やかぶせ物が取れました。どうすればよいですかまず口の中から取り出してください。口に入れたままにすると、飲み込んだり気管に入ったりする危険があります。取れたものは捨てずに、ふた付きの容器や袋に入れて歯科への相談まで保管してください(ティッシュに包むとごみと間違えられます)。状態によっては元に戻せることもありますが、判断は歯科医療者が行います。すでに飲み込んでしまったときは、大きさや形にかかわらず、飲み込んだこと自体を医療者に伝えてください。
- 経口補水液は自分で作れますか。作り方を教えてください市販の経口補水液が手に入るなら、まずそちらを使ってください。手に入らないときは、飲める水1リットルに砂糖40グラム(大さじ約4杯半)と食塩3グラム(小さじ約2分の1)を溶かす作り方が知られています。分量は必ず守り、塩は塩化カリウムを含む減塩タイプではなく、ふつうの食塩を使ってください。意識がはっきりしない方、ぐったりしている方、飲むとすぐ吐いてしまう方には、口から飲ませないでください。乳幼児、腎臓や心臓に持病がある方、透析を受けている方、水分や塩分の制限を受けている方は、飲む前に必ず医療者に相談してください。
- 災害のときも歯みがきは必要ですか。ほかにやることが多くて後回しになっています必要です。避難生活が続くと口の中の細菌が増えやすく、肺炎などの呼吸器の感染や口の中の炎症が起きやすくなることが知られています。完璧でなくてよいので、1日1回、寝る前だけでも続けてください。
- 口のケアとは、具体的に何をすればよいのですか汚れを落とす(歯みがき・拭き取り・うがい)、乾かさない(水分と保湿)、口から食べて飲む——この3つです。歯みがきだけが口のケアではありません。水が乏しくても、3つとも何らかの形で続けられます。
- 歯ブラシがないときはどうすればよいですかハンカチ・ティッシュ・ウェットシートを指に巻き、歯の表面を前歯から奥歯へ順にこすって汚れを拭き取ってください。何もしないよりはるかに効果があります。
- うがいの水が少ししかありません。効果的な使い方はありますか自分でうがいができ、水をきちんと吐き出せる方であれば、同じ量の水でも一度に多く含むより、少量ずつ含んで吐き出すほうが汚れを外に出しやすいと考えられています。たとえば30mlなら、15mlずつ2回に分けます。むせやすい方、寝たままの方、自分で吐き出せない方には無理にうがいをさせず、口の中の拭き取りに切り替えてください。うがいは歯みがきや拭き取りの代わりにはなりません。
- 歯のことで困ったとき、どこに相談すればよいですか避難所にいる方は、まず救護班・保健師に伝えてください。自宅や車中泊の方は、地域の歯科医師会に電話すると、対応できる歯科医院の情報が得られることがあります。
- 歯ブラシはどれくらいで交換すればよいですか使った日数ではなく毛先の状態で判断してください。ブラシを裏側から見て毛が輪郭からはみ出していたら交換の目安です。毛が抜け始めたものや柄にひびが入ったものは、毛や破片が口の中に残るおそれがあるため使わないでください。歯ブラシは人と共有しないでください。替えが手に入らないときは、救護班や保健師に不足を伝えてください。
ほかの場所にいる方へ
この情報は一般的な内容です。個々の症状の診断や治療方針を示すものではありません。 判断に迷うときは、医療者にご相談ください。緊急の場合は119番へ。 避難所の開設状況や物資の配布は刻々と変わります。最新の状況は、お住まいの市町村の公式情報をご確認ください。