介護施設にいる・家族が入所している方へ
介護施設では、断水や停電が続くと、日常のケアを保つことが難しくなります。職員も被災していることがあり、人手が足りなくなります。ご家族は、面会できない状況でも、施設に状況を尋ねてください。
この場所で起きやすいこと
- 断水で口腔ケア用品や水が不足する
- 職員も被災し、人手が足りなくなる
- 入所者の状態の変化に気づきにくくなる
- 受診が必要でも、外部の医療につながりにくい
困ったとき、誰に伝えるか
- 施設の職員・看護職
- 施設の協力歯科医療機関
- お住まいの市町村の高齢福祉の窓口
困りごとを伝えることは、わがままではありません。食べられない・痛いという状態が続くと体力が落ちます。
この場所でよくある質問
- 避難生活で誤嚥性肺炎を防ぐにはどうすればよいですか口の中を清潔に保つこと、食べるときの姿勢を整えること、むせやすい食品を避けることが基本です。1日1回しかできないときは、寝る前のケアを選んでください。
- 飲み込む力が弱った家族に、避難所の食事で気をつけるものはありますかパン・餅・のり・ゆで卵など、口の中でまとまりにくいもの、貼りつくもの、水分の少ないものに注意してください。ふやかす・つぶす・とろみをつけるといった工夫が有効です。
- 自分で口のケアができない家族がいます。介助はどうすればよいですか本人が座れる姿勢をつくり、あごを引いた状態で行ってください。口腔ケアシートやスポンジブラシがあると、横になった状態でもケアしやすくなります。
- 自分でうがいができない家族の口のケアは、具体的にどうやればよいですかいちばん大事なのは、落とした汚れを口の中に残さず、外に出すことです。始める前にできるかぎり上半身を30度以上起こし、うがいができる方には少量の水を含んでもらい、必ず吐き出してもらいます。うがいができない方は、水は歯ブラシを湿らせる程度にとどめ、ブラシに付いた汚れをそのつど口の外でティッシュやガーゼに拭き取ってください。ティッシュやガーゼを口の中に置いたままにしてはいけません。安全なやり方はその方の状態によって変わるため、普段の介助方法を担当の医療者・介護職に確認してください。
- 経管栄養のチューブが詰まりやすいです。どうすればよいですかこの項目は医療者・介護者向けです。詰まりを防ぐ基本は、栄養剤を注入したあとに十分な量の水でチューブを洗い流す(フラッシュする)ことです。水の量や手順は、必ず担当の医療者・訪問看護師の指示に従ってください。チューブが詰まったときに無理な力で押し込むこと、抜けたチューブを自分で入れ直すことは、絶対にしないでください。
- 避難生活で、特に口のケアに気をつけたほうがよいのはどんな人ですか自分では歯みがきができない方、飲み込む力が弱った方、以前に肺炎で入院したことのある高齢者は、特に気をつけてください。介助してくれる人がいるかどうかを、避難生活の早いうちに確認しておくと安心です。
ほかの場所にいる方へ
この情報は一般的な内容です。個々の症状の診断や治療方針を示すものではありません。 判断に迷うときは、医療者にご相談ください。緊急の場合は119番へ。 避難所の開設状況や物資の配布は刻々と変わります。最新の状況は、お住まいの市町村の公式情報をご確認ください。