本文へ移動⚠ 熊本地震で被災された方へ — 水がなくてもできる歯磨き・入れ歯の対処(軽量ページ)

詰め物やかぶせ物が取れました。どうすればよいですか

この回答は暫定案です。専門家の確認を受けていません。判断に迷うときは、必ず医療者にご相談ください。

答え

まず口の中から取り出してください。口に入れたままにすると、飲み込んだり気管に入ったりする危険があります。取れたものは捨てずに、ふた付きの容器や袋に入れて歯科への相談まで保管してください(ティッシュに包むとごみと間違えられます)。状態によっては元に戻せることもありますが、判断は歯科医療者が行います。すでに飲み込んでしまったときは、大きさや形にかかわらず、飲み込んだこと自体を医療者に伝えてください。

次のようなときは、すぐに医療者へ連絡してください

  • 飲み込んだあとに、むせが続く・息がしにくい・声が出にくい・胸やのどが痛む
  • とがったもの・細長いもの・ブリッジなど大きなものを飲み込んだ
  • 飲み込んだあとに腹痛が続く、吐き気や嘔吐がある、黒い便や血の混じった便が出る
  • 取れたあとの歯が強く痛み出した
  • 歯ぐきが腫れてきた、顔が腫れてきた

避難所にいる方は救護班・保健師へ。判断に迷うときは119番に連絡してかまいません。

自分で接着剤をつけて戻さないでください

市販の接着剤は口の中に使うものではありません。かみ合わせがずれたまま固定されると、歯や周りの歯を痛めることがあります。また、内側に汚れが残ったまま接着すると、中でむし歯が進むおそれがあります。取れたものを自分ではめ込んで様子を見るのも、外れて飲み込む危険があるため避けてください。

飲み込んでしまったとき — 様子を見るだけにしないでください

小さく丸みのあるものは、自然に便とともに出ていくことが多いとされています。ただし、差し歯やポストのようにとがっているもの・細長いもの、ブリッジのように大きなものは、のどや食道・胃腸を傷つけたり、詰まったりするおそれがあります。大きさや形にかかわらず、飲み込んだこと自体を医療者(歯科・医科・避難所の救護班など)に伝え、指示を受けてください。むせが続く、息がしにくい、声が出にくい、胸やのどが痛むときは、気管に入っている可能性があるため、直ちに連絡してください。

詳しい説明を読む
  1. まず口から出す

    外れたものを口の中に入れたままにすると、飲み込んだり、気管に入ったりする危険があります。すぐに口から出してください。ご本人が自分で出せないときは、無理に指を入れて奥へ押し込まないよう注意し、顔を横または下に向けて自然に出るようにしてください。

  2. 軽く洗って乾かす

    水が使える場合は軽く洗い流します。ゴシゴシこすったり、削ったりしないでください。水が貴重な場面では、無理に洗わずそのまま保管してかまいません。

  3. ふた付きの容器や袋に入れる

    小さなケース、フィルムケース、ジッパー付きの袋などに入れ、名前を書いておくと安心です。ティッシュに包むとごみと間違えられ、捨てられてしまうことがあります。

  4. 歯科に連絡する

    開いている歯科医院、または地域の歯科医師会の窓口に電話し、受診や往診について相談してください。取れたものは持参してください。再び装着できるかどうかは、歯科医療者が状態を見て判断します。

詰め物が取れた歯は、削られた面がむき出しになるためしみやすくなります。冷たいもの・熱いもの・甘いものを避け、その部分もやわらかい歯ブラシでやさしく清掃してください。汚れが残ったままだと、内部でむし歯が進みやすくなると考えられています。

歯が欠けて先がとがり、舌や頬を傷つけるときは、その部分を舌や指で触らないようにし、受診の際にその旨も伝えてください。

介助が必要な方・認知症のある方の場合

取れたものをご本人が口に含んだままにしていることがあります。口の中を確認できる場合は、無理に指を入れず、明るい場所で見て、取り出せるものだけを静かに取り除いてください。取り出せない、または飲み込んだかどうかわからないときは、その旨を含めて医療者に相談してください。

この回答の根拠

根拠の種類:
災害支援の実務で共有されている知見です(学術的根拠は限定的です)
監修の状態:
暫定案です。専門家の確認を受けていません
最終更新:
2026-08-01

分かっていないこと:【要専門家確認】取れた修復物を再び装着できるかどうかは、その状態と歯の状況によって歯科医療者が判断します。飲み込んだ場合の経過や受診の要否も、補綴物の形状・大きさやご本人の状態によって異なり、ここでの記載は一般的な注意にとどまります。保管方法および誤飲・誤嚥時の対応について、監修者の確認を受けていません。災害時の対応としての有効性を示す研究は確認できていません。

参考にした資料

この情報は一般的な内容です。個々の症状の診断や治療方針を示すものではありません。 判断に迷うときは、医療者にご相談ください。緊急の場合は119番へ。