歯ブラシはどれくらいで交換すればよいですか
この回答は暫定案です。専門家の確認を受けていません。判断に迷うときは、必ず医療者にご相談ください。
答え
使った日数ではなく毛先の状態で判断してください。ブラシを裏側から見て毛が輪郭からはみ出していたら交換の目安です。毛が抜け始めたものや柄にひびが入ったものは、毛や破片が口の中に残るおそれがあるため使わないでください。歯ブラシは人と共有しないでください。替えが手に入らないときは、救護班や保健師に不足を伝えてください。
次のようなときは、すぐに医療者へ連絡してください
- 歯ブラシの毛や破片を飲み込んだあとに、むせが続く、息苦しい、声がかすれる、発熱があるときは、我慢せず救護所や医療機関に相談してください。
避難所にいる方は救護班・保健師へ。判断に迷うときは119番に連絡してかまいません。
毛が抜ける歯ブラシ・壊れた歯ブラシは使わないでください
毛束が抜け始めた歯ブラシや、柄にひびが入った歯ブラシは、毛や破片が口の中に残ることがあります。飲み込むと、のどに詰まったり気管に入ったりするおそれがあります。ほかに歯ブラシがなくても使わず、口腔ケアシートやガーゼで拭う方法に切り替えてください。介助して磨くときは、磨く前と磨いたあとに毛の抜けがないかを必ず確かめてください。
歯ブラシを人と共有しないでください
歯ぐきから出血していることがあり、唾液や血液が付いた歯ブラシを使い回すことは避けてください。家族どうしでも同じです。1本しかない場合でも共有せず、指にガーゼや口腔ケアシートを巻いて口の中を拭う方法に切り替えてください。
詳しい説明を読む
交換の判断は、使った日数ではなく毛先の状態で行ってください。ブラシの背(毛の生えていない側)から見て、毛が輪郭からはみ出していれば交換どきです。毛が開くと歯と歯ぐきの境目に毛先が当たりにくくなるため、歯科では広く使われている目安です。ただし、避難生活で何日ごとに交換すべきかを定めた基準はありません。
- 磨いたあとは、水が使えなくても、口から出したブラシの汚れをティッシュやガーゼで拭き取ってください。拭き取りは口の外で行い、ティッシュやガーゼを口の中に入れたままにしないでください。
- 毛を上にして立て、風通しのよい場所で乾かし、乾いてからケースやポーチに入れてください。
- 毛が開いた歯ブラシしか手元にない場合でも、使わないよりは使うほうがよいと考えられています。力を入れず、小刻みに動かして、いつもより時間をかけてください。
- 家族の分をまとめて置くときは、名前や目印を付け、毛の部分が触れ合わないようにしてください。
- 避難所には歯ブラシが物資として届いていることがあります。「歯ブラシがない」「古いものしかない」と遠慮せずに伝えてください。わがままではありません。
備えるときは人数分に予備を足してください
歯ブラシは軽くてかさばらないのに、なくなると代わりが利きません。非常持ち出し袋には家族の人数分に加えて予備を入れ、口腔ケアシートやコップも一緒にしておくと、断水したときにそのまま使えます。年に1回、毛先が開いていなくても備蓄分を入れ替えると、いざというときに古いものだけ、という事態を避けられます。
この回答の根拠
- 根拠の種類:
- 災害支援の実務で共有されている知見です(学術的根拠は限定的です)
- 監修の状態:
- 暫定案です。専門家の確認を受けていません
- 最終更新:
- 2026-08-01
分かっていないこと:【要専門家確認】「毛先が広がったら交換」は歯科で広く共有されている目安ですが、交換までの日数を災害時の条件で定めた基準はありません。毛の開きによって汚れの落ち方がどれだけ変わるかを示した研究は確認できていないため、程度は書いていません。保管の仕方(乾かしてからしまう、共有しない)は衛生上の一般的な注意として記載しており、これによって災害時の感染や肺炎が減ることを示した研究も確認できていません。避難生活では交換できないことも多く、その場合は交換できないことを気に病むより、手元の歯ブラシで磨き続けることを優先してください。
参考にした資料
- 災害時のお口のケア(緊急ガイド)(お口の防災プロジェクト/一般社団法人 日本オーラルヘルス協会)
- 家庭向け お口の防災チェックリスト(お口の防災プロジェクト/一般社団法人 日本オーラルヘルス協会)
- 備蓄シミュレーター(歯ブラシの備蓄量の考え方)(お口の防災プロジェクト/一般社団法人 日本オーラルヘルス協会)
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この情報は一般的な内容です。個々の症状の診断や治療方針を示すものではありません。 判断に迷うときは、医療者にご相談ください。緊急の場合は119番へ。