本文へ移動⚠ いま被災されている方へ — 災害時のお口のケア(軽量版・約30mlの水でできる歯磨きなど)

むせる・飲み込み

避難生活で、特に口のケアに気をつけたほうがよいのはどんな人ですか

この回答は暫定案です。専門家の確認を受けていません。判断に迷うときは、必ず医療者にご相談ください。

答え

自分では歯みがきができない方、飲み込む力が弱った方、以前に肺炎で入院したことのある高齢者は、特に気をつけてください。介助してくれる人がいるかどうかを、避難生活の早いうちに確認しておくと安心です。

次のようなときは、すぐに医療者へ連絡してください

  • 食事中・食後に強くむせ、そのあとに熱が出た
  • 痰がからむ
  • 息づかいが荒い(ためらわず119番に連絡してください。つながらないときは、救護所・近くの医療救護班に伝えてください)
  • ぐったりしている(すぐに避難所の救護班・保健師に伝えるか、119番に連絡してください)
  • 急に食べる量が減った、飲み込めなくなった

息がしにくい、飲み込めない、口が開かない、出血が止まらない、意識がもうろうとする——このようなときは、ためらわず119番に連絡してください。

避難所にいる方は救護班・保健師へ。判断に迷うときは119番に連絡してかまいません。

口から食べていない方も、口のケアは必要です

チューブなどで栄養をとっている方は、口を使わない分だけ唾液が減り、口の中が汚れやすくなります。どこまで行ってよいか、吸引が必要かどうかは状態によって異なります。手順は医療者・介護者向けの内容ですので、必ず担当の医師・看護師・歯科医療者に確認してください。

詳しい説明を読む
  • 手が動かしにくい、寝ている時間が長いなどで、自分では歯みがきができない方
  • 飲み込む力が弱っている方(食事中にむせる、食後に声がかすれる、食べ物が口に残る)
  • 以前に肺炎で入院したことのある高齢の方
  • 認知症があり、ケアを嫌がる・忘れてしまう方
  • 入れ歯を使っている方(入れ歯そのものの手入れも必要です)
  • 口から食事をとっていない方(口を使わない分、かえって汚れやすくなります)

眠っている間に、唾液が少しずつ気管に入り込んでいることがあります。むせないため本人も周りも気づきにくく(不顕性誤嚥といいます)、これが高齢の方の肺炎の原因のひとつと考えられています。「むせていないから大丈夫」とは限りません。

肺炎で入院したことがある方は、早めに伝えてください

一度肺炎になった高齢の方は、繰り返しやすいことが知られています。避難生活が始まったら、早い段階で救護班・保健師に「以前に肺炎になったことがある」と伝えておいてください。

自分でみがける方でも、飲み込む力が落ちている場合は、みがき残しや口の乾きに気づきにくくなります。ご家族や支援者が、1日1回は口の中をのぞいて確認してください。

この回答の根拠

根拠の種類:
学術的な報告がありますが、災害時にそのまま当てはまるとは限りません
監修の状態:
暫定案です。専門家の確認を受けていません
最終更新:
2026-08-01

分かっていないこと:気づかないうちに唾液が気管に入ること(不顕性誤嚥)と肺炎の関連、および肺炎を繰り返しやすいという記述は、高齢者医療の学術報告に基づくものですが、災害時の避難生活を対象に検証されたものではありません。ここに挙げた対象者の範囲と、個々の方への当てはまり方について、監修者の確認を受けていません。該当するか迷う場合は、自分で判断せず救護班・保健師にご相談ください。

参考にした資料

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この情報は一般的な内容です。個々の症状の診断や治療方針を示すものではありません。判断に迷うときは、医療者にご相談ください。緊急の場合は119番へ。