避難生活で、特に口のケアに気をつけたほうがよいのはどんな人ですか
この回答は暫定案です。専門家の確認を受けていません。判断に迷うときは、必ず医療者にご相談ください。
答え
自分では歯みがきができない方、飲み込む力が弱った方、以前に肺炎で入院したことのある高齢者は、特に気をつけてください。介助してくれる人がいるかどうかを、避難生活の早いうちに確認しておくと安心です。
次のようなときは、すぐに医療者へ連絡してください
- 食事中・食後に強くむせ、そのあとに熱が出た
- 痰がからむ、息づかいが荒い、ぐったりしている
- 急に食べる量が減った、飲み込めなくなった
避難所にいる方は救護班・保健師へ。判断に迷うときは119番に連絡してかまいません。
口から食べていない方も、口のケアは必要です
チューブなどで栄養をとっている方は、口を使わない分だけ唾液が減り、口の中が汚れやすくなります。どこまで行ってよいか、吸引が必要かどうかは状態によって異なります。手順は医療者・介護者向けの内容ですので、必ず担当の医師・看護師・歯科医療者に確認してください。
詳しい説明を読む
- 手が動かしにくい、寝ている時間が長いなどで、自分では歯みがきができない方
- 飲み込む力が弱っている方(食事中にむせる、食後に声がかすれる、食べ物が口に残る)
- 以前に肺炎で入院したことのある高齢の方
- 認知症があり、ケアを嫌がる・忘れてしまう方
- 入れ歯を使っている方(入れ歯そのものの手入れも必要です)
- 口から食事をとっていない方(口を使わない分、かえって汚れやすくなります)
眠っている間に、唾液が少しずつ気管に入り込んでいることがあります。むせないため本人も周りも気づきにくく(不顕性誤嚥といいます)、これが高齢の方の肺炎の原因のひとつと考えられています。「むせていないから大丈夫」とは限りません。
肺炎で入院したことがある方は、早めに伝えてください
一度肺炎になった高齢の方は、繰り返しやすいことが知られています。避難生活が始まったら、早い段階で救護班・保健師に「以前に肺炎になったことがある」と伝えておいてください。
自分でみがける方でも、飲み込む力が落ちている場合は、みがき残しや口の乾きに気づきにくくなります。ご家族や支援者が、1日1回は口の中をのぞいて確認してください。
この回答の根拠
- 根拠の種類:
- 学術的な報告がありますが、災害時にそのまま当てはまるとは限りません
- 監修の状態:
- 暫定案です。専門家の確認を受けていません
- 最終更新:
- 2026-08-01
分かっていないこと:【要専門家確認】気づかないうちに唾液が気管に入ること(不顕性誤嚥)と肺炎の関連、および肺炎を繰り返しやすいという記述は、高齢者医療の学術報告に基づくものですが、災害時の避難生活を対象に検証されたものではありません。ここに挙げた対象者の範囲と、個々の方への当てはまり方について、監修者の確認を受けていません。該当するか迷う場合は、自分で判断せず救護班・保健師にご相談ください。
参考にした資料
- 高齢者・介護者向け 備えガイド(お口の防災プロジェクト/一般社団法人 日本オーラルヘルス協会)
- 災害時のお口のケア(緊急ガイド)(お口の防災プロジェクト/一般社団法人 日本オーラルヘルス協会)
- 災害時の口腔ケア・歯科治療 平易なQ&A(日本口腔ケア学会・HDC)
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この情報は一般的な内容です。個々の症状の診断や治療方針を示すものではありません。 判断に迷うときは、医療者にご相談ください。緊急の場合は119番へ。