本文へ移動⚠ いま被災されている方へ — 災害時のお口のケア(軽量版・約30mlの水でできる歯磨きなど)

飲み込み・介助

飲み込む力が弱っている方の災害への備え

この内容は暫定案です。専門家の確認を受けていません。判断に迷うときは、必ず医療者にご相談ください。

どのような方が対象か

食事中にむせる、食後に声がかすれる、食べ物が口の中に残るといったことがある方と、その介助をされる方です。ふだんからとろみをつけた飲み物や、やわらかい食事を使っている方も含みます。

すぐに医療者へ連絡してください

  • 食事中・食後に強くむせ、そのあとに熱が出た
  • 痰がからむ
  • 息づかいが荒い(ためらわず119番に連絡してください。つながらないときは、救護所・近くの医療救護班に伝えてください)
  • ぐったりしている(すぐに避難所の救護班・保健師に伝えるか、119番に連絡してください)
  • 水も飲み込めない(すぐに避難所の救護班・保健師に伝えるか、119番に連絡してください)

食べ物などを、のどに詰まらせたとき

いざというときに動けるよう、平時に読んでおいてください。

声が出せない、咳ができない、顔色が青くなる

のどが完全にふさがっています。すぐに119番に連絡してください。周りに人がいれば、通報を頼み、自分は本人のそばを離れないでください。のどを手でつかむしぐさ(チョークサイン)が出ることがあります。

119番の通信指令員が電話口で手順を教えてくれます。指示に従ってください。

窒息の手当ては、実際に体を動かして学ぶものです。お住まいの地域の消防が行う救命講習の受講をおすすめします。

災害時に起こりやすいこと

  • 避難所で配られる食事が、かたい・水分が少ない・まとまりにくいものに偏る
  • 床に座って食べるため、あごが上がってむせやすい姿勢になる
  • とろみ剤や介護食が手に入らない
  • 口の中が汚れたまま、唾液が気管に入ることがある
  • むせるのを気にして食事量が減り、体力が落ちる

発災前に準備しておくもの

  • とろみ剤(少量でも役立ちます)
  • レトルトのやわらかい食品・介護食
  • 口腔ケアシート、スポンジブラシ
  • ふだんの食事形態が分かるメモ(支援者に伝えるため)

発災直後に確認すること

  • ふだんの食事形態を、救護班・保健師に伝える
  • とろみ剤が手元にあるかを確認する

避難所での注意

  • 食器の高さを台や箱で上げ、あごを引いた姿勢で食べられるようにする
  • 配られた食品がそのまま食べにくいときは、汁物に浸す・つぶすなどして、水分を含ませて均質にする
  • 食べられない状態が続くときは、遠慮せず救護班に伝える

自宅で避難するときの注意

  • 支援が届きにくい場所です。市町村の窓口や訪問のサービスに、食事に困っていることを伝える

ご家族・介助される方が行うこと

  • 一口はティースプーン1杯程度にし、飲み込んでから次の一口へ進んでもらう(固形物と水分を交互に飲み込む場合は、とろみ付きの水分で。ふだんの指示がある方は、そちらを優先してください)
  • 食事の前後に、口の中に食べ物が残っていないかを見る
  • むせながら食べ続けさせない
  • 1日1回は、寝る前の口のケアをていねいに行う

やってはいけないこと

  • むせているのに無理に食べさせる
  • あごが上がった姿勢のまま食べさせる
  • うがいができない方に、無理に水を含ませる

歯科医療者に相談する目安

  • 食事中のむせが増えた
  • 食べる量が急に減った
  • 口の中に食べ物が残るようになった

受診の判断が必要な症状

関連する質問

この内容について

監修の状態:
暫定案です。専門家の確認を受けていません
最終更新:
2026-08-01

分かっていないこと:このページは監修前の暫定案です。姿勢の整え方や食事形態の工夫は、災害支援の実務で共有されている知見をまとめたもので、監修者の確認を受けていません。個々の方に合う方法は、飲み込みの状態によって変わります。ふだんの指示がある方は、そちらを優先してください。このページにある、食べ物などをのどに詰まらせたときの案内は、119番への連絡に絞った内容で、摂食嚥下の専門家の確認を受けていません。実際の対応は、119番の通信指令員または現場の医療者の指示を優先してください。

参考にした資料

この情報は一般的な内容です。個々の症状の診断や治療方針を示すものではありません。判断に迷うときは、医療者にご相談ください。緊急の場合は119番へ。