お口の防災プロジェクト一般社団法人 日本オーラルヘルス協会
実務資料 01家庭向け お口の防災チェックリスト
非常持出袋に「歯ブラシ1本」を。避難生活で口の中を清潔に保ち、肺炎などのリスクに備える第一歩です。
自分の口のケア用品(1人3日分)
- 歯ブラシ 1本キャップ付きなら衛生的。自宅備蓄に予備1本
- 口腔ケア用ウェットシート 9枚以上1日3回×3日。ノンアルコール・無香料が家族全員で使いやすい
- 洗口液または液体ハミガキ 携帯サイズ1本(約100ml)ノンアルコールタイプを。口に含んだものを自分で吐き出せない方、乳幼児には使わない。お子さんが使うときは大人が見守る
- 口腔保湿ジェル 小容量チューブ1本ごく少量を薄く塗る。塗り直す前に前のジェルを拭き取る。のどの奥には塗らない
- デンタルフロス・歯間ブラシ避難生活ではハンドル付きフロス(糸ようじタイプ)が使いやすい
- 紙コップ 1個すすぎ用の水30mlを量る目安に
- 口腔ケア専用の水 500mlペットボトル1本すすぎ約30ml×1日3回×3日=1人約270ml
家族に合わせて相談・準備するもの
- 乳幼児 — ガーゼ・乳幼児用口腔ケアシート・仕上げ磨き用歯ブラシ使い方は平時に歯科医院・保健師に確認。洗口液は使わない
- 飲み込みに不安がある方・介護を受けている方 — とろみ剤・スポンジブラシなどふだんの指示(主治医・歯科医師・介護職など)に沿って準備
- 義歯(入れ歯)使用者 — 保管容器・義歯用ブラシ・洗浄剤・義歯安定剤ティッシュに包むと誤って捨てられる事故が起こりやすい。安定剤は使う場合も一時しのぎと考え、早めに歯科医療者に相談を
- 矯正治療中 — 矯正用ワックス・装置まわり用の歯間ブラシ
水が少ないときの歯磨き 4手順
- 約30mlの水をコップに用意する紙コップに指1本分ほどの深さが目安
- 歯ブラシを水で軽く濡らして磨く練り歯磨き粉は使わないほうがすすぎの水を節約できます
- ブラシの汚れをこまめにティッシュで拭き取る少ない水でも汚れを口に戻さずに済みます
- 残りの水を2〜3回に分けて口に含み、すすぐ一度に全部使わず、少量ずつブクブクして吐き出す。飲み込む力が弱っている方、自分で水を吐き出せない方に水を口に含ませると、誤嚥のおそれがあります。無理にすすがせないでください。
循環備蓄と年2回の点検
- 普段使う物を少し多めに買い置きし、使った分だけ買い足す「循環備蓄」に
- 点検日は年2回、9月1日と3月11日に固定してリマインダー登録
- 液体製品は購入日を本体に書く未開封3年・開封後半年〜1年以内の入れ替えが目安
- 車内に置いた分は夏の高温で傷みやすい(特にデンタルフロス)ので点検時に確認
※ 「水が少ないときの歯磨き」は新潟県・日本口腔ケア学会などが災害時向けに紹介している方法を参考にした、水や物資が限られる状況での次善策です。水と歯磨きの環境が確保できる場合は、通常の歯磨きを優先してください。
発行:お口の防災プロジェクト(一般社団法人日本オーラルヘルス協会)
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