本文へ移動⚠ 熊本地震で被災された方へ — 水がなくてもできる歯磨き・入れ歯の対処(軽量ページ)
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お口の防災プロジェクト一般社団法人 日本オーラルヘルス協会
RESOURCES 06 — 企業の総務・人事・CSR/サステナビリティ担当向け

企業向け 連携ガイド

水・食料の隣に「歯ブラシ1本」を加えるだけで、帰宅困難者対策・健康経営・ESG開示の3つを同時に前進させる実務ガイドです。

約453万人都心南部直下地震で想定される帰宅困難者(東京都・令和4年5月公表)
約24%阪神・淡路大震災の災害関連死919人(兵庫県内)のうち、肺炎が占めた割合
39%低下専門的口腔ケアで高齢者の肺炎発症率が低下(肺炎死亡率は53%低下)

出典:東京都防災会議/神戸新聞(2004)/Yoneyama et al., The Lancet, 1999

オフィス備蓄の目安(従業員100人・3日分)

品目数量
歯ブラシ(キャップ付き)100本
洗口液(ノンアルコール推奨)500mL×12本
口腔ケア用ウェットシート約900枚
紙コップ300個
シュガーレスガム1人3〜6粒×3日分
義歯洗浄剤・義歯ケース在籍状況に応じて若干数
携帯用オーラルケアセット100セット(帰宅開始時に配布)

東京都帰宅困難者対策条例の「3日分備蓄」(努力義務)の既存の枠組みに追加するだけ。新しい制度対応は不要です

BCP文書への書き込みチェック

  • 備蓄品リストに口腔ケア用品を追記(上の表をそのまま転記できます)
  • 配布トリガーを明記例:震度6弱以上で館内待機を決定した時点で、衛生班が初日夜から配布
  • 災害対策本部の衛生班の任務に「口腔ケア用品の配布と声かけ」を明記
  • 帰宅開始時の携帯セット配布を帰宅ルールに追記
  • 備蓄台帳に消費期限欄を追加し、年1回の防災訓練にあわせて点検(循環備蓄)

健康経営・ESG開示につなげる

  1. 歯科の取組は正式な評価対象経済産業省の健康経営度調査には「歯科検診」を含む設問が実在します
  2. 年間カレンダーに2本の柱6月「歯と口の健康週間」に歯科健診を、9月「防災の日」に研修と備蓄点検を配置
  3. KPIで開示可能に備蓄カバー率/研修受講率/家庭用キット配布数×平均世帯人数

60分の社員研修プログラム例

  • 0〜15分 講義:災害関連死とは(熊本地震では直接死50人に対し災害関連死225人)/口から肺炎になるメカニズム
  • 15〜40分 実習:コップ30mLの水での「少量ぶくぶくうがい」・ウェットシートでの清拭・義歯の外し方と洗い方
  • 40〜60分 ワーク:自分のデスク・自宅・実家の「お口の備え」を書き出し、アクション宣言講師は歯科衛生士が務めると実習の質が上がります

家族への展開 —「実家の防災」

災害関連死のリスクが最も高いのは従業員本人ではなく、その親世代です(阪神・淡路では9割が60歳以上)。家庭用キットの配布時に「帰省のとき、ご実家の備蓄に歯ブラシと洗口液が入っているか見てきてください」の一言を。

経営会議向けの要約:口腔ケア用品の備蓄追加は既存の防災予算の数%程度の追加で実行でき、保管スペースもごく小さく、BCP・健康経営・ESG開示の3領域で同時に成果として計上できます。

発行・監修:お口の防災プロジェクト(一般社団法人日本オーラルヘルス協会)

本資料は起草版 v1.0(2026年7月起草・学術監修進行中)です。出典一覧は完全版に掲載しています。

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